ホンダは世界最大のオートバイメーカーとして、幅広いラインナップで多様なライダーのニーズに応えています。2025年現在、技術革新と環境性能を両立させた魅力的なモデルが数多く展開されています。今回は、用途別におすすめのホンダオートバイを5車種厳選してご紹介します。
1. PCX160（スクーター部門）
基本スペック
- エンジン: 156cc 4ストローク単気筒
- 最高出力: 15.8PS/8,500rpm
- 最大トルク: 1.5kgf・m/6,500rpm
- 燃費: 50.7km/L（WMTCモード値）
- 車両重量: 134kg
おすすめポイント
PCX160は、通勤・通学から週末のツーリングまで幅広く活用できる万能スクーターです。2021年のフルモデルチェンジで大幅に進化し、新開発のeSPエンジンにより優れた燃費性能を実現しています。
Honda SMARTキーシステムを標準装備し、スマートフォンと連携できるHonda RoadSync機能も搭載。現代のライフスタイルに合わせた先進装備が魅力です。シート下には28Lの大容量収納スペースがあり、日常使いでの実用性も抜群です。
低重心設計により取り回しが良く、初心者から経験者まで幅広く愛用されています。都市部での機動性と高速道路での安定性を両立させた、まさに現代の通勤快速と言える一台です。
2. CB400 SUPER FOUR（ネイキッド部門）
基本スペック
- エンジン: 399cc 4ストローク並列4気筒
- 最高出力: 56PS/11,000rpm
- 最大トルク: 4.0kgf・m/9,500rpm
- 燃費: 24.5km/L（WMTCモード値）
- 車両重量: 201kg
おすすめポイント
CB400 SUPER FOURは、「スーパーフォア」の愛称で親しまれる日本のネイキッドバイクの代表格です。1992年の初代登場以来、多くのライダーに愛され続けています。
4気筒エンジンが奏でる美しい排気音と、滑らかな加速フィールは他では味わえない魅力です。教習車としても使用されており、バランスの取れた操縦性能で初心者にも扱いやすく設計されています。
HYPER VTEC（可変バルブタイミング・リフト機構）により、低回転域でのトルク特性と高回転域でのパワー特性を両立。街乗りからワインディングまで、あらゆるシーンで楽しめる万能性が魅力です。
長年愛され続けるデザインは時代を超越した美しさがあり、所有する喜びも感じられる一台です。
3. CRF250L（アドベンチャー部門）
基本スペック
- エンジン: 249cc 4ストローク単気筒
- 最高出力: 24PS/8,500rpm
- 最大トルク: 2.3kgf・m/6,500rpm
- 燃費: 44.5km/L（WMTCモード値）
- 車両重量: 142kg
おすすめポイント
CRF250Lは、オンロードとオフロードの両方を楽しめる本格的なアドベンチャーバイクです。軽量でスリムなボディに、信頼性の高い単気筒エンジンを搭載し、初心者でも扱いやすい特性を持っています。
長いサスペンションストロークと高い最低地上高により、荒れた路面や未舗装路での走破性は抜群。キャンプツーリングや林道探索など、アウトドアアクティビティとの相性も良好です。
燃費性能も優秀で、長距離ツーリングでも給油回数を抑えることができます。シンプルなメンテナンス性も魅力の一つで、自分でバイクをいじりたい方にもおすすめです。
普通二輪免許で乗れる排気量ながら、本格的なアドベンチャー体験を提供してくれる貴重な存在です。
4. CBR1000RR-R FIREBLADE SP（スーパースポーツ部門）
基本スペック
- エンジン: 999cc 4ストローク並列4気筒
- 最高出力: 218PS/14,500rpm
- 最大トルク: 11.6kgf・m/12,500rpm
- 燃費: 17.3km/L（WMTCモード値）
- 車両重量: 201kg
おすすめポイント
CBR1000RR-R FIREBLADE SPは、ホンダの最高峰スーパースポーツバイクです。MotoGPマシンRC213Vの技術をフィードバックした究極のスポーツバイクとして、2020年に登場しました。
軽量化を徹底的に追求し、先代比で約8kgの軽量化を実現。新開発のエンジンは最高出力218PSを発生し、圧倒的なパフォーマンスを誇ります。
電子制御システムも充実しており、IMU（慣性測定装置）による高度な制御で、ライダーの意図を正確に路面に伝えます。サーキット走行からワインディングまで、最高レベルのスポーツライディングを楽しめます。
SPグレードでは、オーリンズ製サスペンションとブレンボ製ブレーキを装備し、さらなる高性能を追求。レーシングスピリットを求める上級者にとって、これ以上ない選択肢です。
5. REBEL 1100（クルーザー部門）
基本スペック
- エンジン: 1,084cc 4ストローク並列2気筒
- 最高出力: 87PS/7,000rpm
- 最大トルク: 10.1kgf・m/4,750rpm
- 燃費: 22.5km/L（WMTCモード値）
- 車両重量: 233kg
おすすめポイント
REBEL 1100は、アメリカンクルーザーの雰囲気を持ちながら、現代的な性能と装備を兼ね備えた魅力的なモデルです。2021年に日本市場に投入され、多くの注目を集めています。
Africa TwinやCRF1100L用のエンジンをベースに、クルーザー向けにセッティングを変更。低中回転域での豊かなトルクにより、ゆったりとしたクルージングが楽しめます。
Honda Selectable Torque Control（HSTC）やABS、クルーズコントロールなど、現代的な電子制御システムを標準装備。安全性と快適性を高次元で両立しています。
シャープなエッジを効かせたコンテンポラリーなデザインは、従来のアメリカンバイクとは一線を画す独特の魅力があります。DCTモデルもラインナップされており、クラッチ操作なしでクルージングを楽しみたい方にも最適です。
まとめ
ホンダのオートバイは、それぞれ異なる魅力と特徴を持っています。通勤・通学重視ならPCX160、バランスの取れた性能を求めるならCB400 SUPER FOUR、アドベンチャーを楽しみたいならCRF250L、究極のスポーツ性能を求めるならCBR1000RR-R FIREBLADE SP、そしてクルージングを楽しみたいならREBEL 1100がおすすめです。
自分の用途やライディングスタイルに合わせて、最適な一台を選んでください。どのモデルも、ホンダの長年にわたる技術力と品質へのこだわりが詰まった、信頼できるパートナーとなることでしょう。
コメント